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スペンサー ダイアナの決意の爽のネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

なんだろう、いたたまれない...という表現で合ってるのかな。観ていて息苦しくなる作品だった。
でもそれもこの作品にとってはきっと褒め言葉で、とことんパーソナルにダイアナを追った映画だった。
ここまで劇的展開を捨てて個人の心理に迫ろうとした映画も珍しいんじゃなかろうか。
それでも見入ってしまうのはやはりクリステン・スチュワートの息を呑む美しさ。
美しいものには棘がある...というけど、彼女の棘は自分自身を刺してしまっているように見える。

劇中のチャールズ皇太子にはめっちゃイライラしてしまった。
いやお前ハズバンドだろ...言いたいことは分かるけど寄り添ってやれよ...
と。

誰だって自分の居場所を感じられないのは辛いことだし、そういう時期はあるはず。
或いは今までには無かったとしても、想像力を膨らませて寄り添えるような人が1人は居ないと人間倒れてしまう。
ツッコむ人も必要だけど、それはあの新任の侍従長だけで十分なはず。

ホッコリするラストでよかった。KFC...
ダイアナ妃、推せる。笑
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