マ

スペンサー ダイアナの決意のマのレビュー・感想・評価

3.5
あまりにも露骨に王室を破壊するハブロ・ラライン、大好きな映画 と言いたいとこなんだけど、正直ダイアナの心情も周りの登場人物の心情も、全て端から端までセリフでミッチリ説明してくるのは流石にやり過ぎだと思う。ある意味、ここまで説明しないと理解できねーだろ?というスタンスなのかもしれないけど。
別に映画における説明過多が絶対的にダメだとは思ってないんだけど、全然読み取れる程度のコトを徹底的に説明されるとだんだんテンションが下がってくる。後 個人的に 演出としてのクリステン・スチュワートの無機質な演技が フツーにめっちゃ演技が下手な人にしか見えない...

ジョニー・グリーンウッドは相変わらず素晴らしいけど、逆に?音楽に映画の中味が負けかけてる印象もある。ストーリー自体は良いと思うんだけど、「アメリカン・フィクション」を見たばかりだからかその寓話すらも、外野がダイアナ妃に対し 無責任に創作で色をつけ 現実を壊してるだけのような気もする。勿論作り手がソレを意識してないわけないと思うんだけど、それこそ「伯爵」の方が 現実に対する寓話としては上手いと思う。
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