公開ラッシュのホロコースト関連作品の第4弾。
戦時中、ノルウェー政府がホロコーストに荷担していた事実を背景に、実在したユダヤ人家族の悲劇と運命を描いた重厚な伝記&人間ドラマです。
国家とは国民を守ってくれるために存在するのではないでしょうか。
たとえ、ナチスの軍事力に屈したとしても、自国民を守る抵抗すらしなかったノルウェー政府は、その後2012年に国民に正式に謝罪したそうです😣。
当時、スウェーデンに逃亡したユダヤ人は生き延び、ノルウェーに残ったユダヤ人は徹底的に弾圧されたといいます😥。
そして船と貨物列車でアウシュビッツへ輸送されました。
この作品を見ると、人間の生死の分かれ目では、個人では抗えない『定められた運命』を感じずにはいられません。
ほぼ実話なので、エンドロールには家族の実際の写真もあり、終始、映画の緊迫感に圧倒されました😵