これは、、、思わぬ良作😊。
一般向けのクリスマス映画では確実にないな😅。


その年の5月に母親を亡くした牧師一家。実家には牧師と長女がいたが、クリスマスに一家と親戚が集結する。

これまで溜まっていた家族同士の思いがぶつかる。クリスマスを無事祝えるのか。。。


牧師の凝り固まった考えに苦しむ子供たち。
自分も、牧師というだけで、綺麗事並べて御託並べる存在とか、結局ヌクヌク生きてきて何も知らないのではないか？とか、彼らから聴く説教に何か意味があるのか？とか、思うところがある。

本作の牧師の息子・娘がこの部分の役割を担っていて、キリスト教の国でもそういった風に思う人がいるんだということ、そしてそれが映画の題材になることに、驚きと初めて宗教的な映画（そこまで濃くはないが）に素直に共感した。


キャストは皆良かった。
牧師演じるラルフリチャードソンは観る映画ごとに別人😳。
姉のセリアジョンソンの親しみ安さと、妹マーガレットレイトンのやさぐれ加減といい、対比も面白い。

邦題「ホリーとアイヴィ」
これはクリスマスソングだったり、クリスマスの飾りでひいらぎとつたの意味もある様。
絡み合わせて輪っかを、やはり家族がテーマなのかもしれない。


是枝監督作の家族関係をえぐった作品に通づる、個人的傑作に出会えました。