あっちゃん

カラーパープルのあっちゃんのレビュー・感想・評価

カラーパープル(2023年製作の映画)
3.8
スピルバーグ監督の『カラーパープル』を観たので、ストーリーは知っていた。
ウーピーが演じたセリーはもっと内向きで自分を出せず、周囲の人たちの影響を受けて変わっていく様子は、乾いた地面に少しずつ少しづつ浸み込んでいくようだった気がする。
舞台版ミュージカルの映画化なので、そこはそれぞれのキャラクターの心情がはっきり歌で表現されるので、ある意味わかりやすいかな。
黒人女性たちの地位が築けても、その次は人種差別と戦っていかなければならない。
時代が変わり、何が悪いのか全く理解していなかった男性陣が変わらなきゃならないことに気づいていく様子が救い。

しかし、このところ、よしながふみ版『大奥』やら『哀れなるものたち』、それに『不適切にもほどがある』など立て続けに観て、正しい生きかたって、なんだろなぁ、と考えるばかり。
そして世界は混沌としている。
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