“Hell No!🤬”
アリス・ウォーカーの原作小説(読んでる)をスピルバーグが映画化(観てる)
その後、その原作がブロードウェイでミュージカル化(観てない)
そして今回、ブロードウェイ版のキャストと音楽をもとにミュージカル映画化
チョットややこしいw
ミュージカル映画好きとしてはBESTIA+4Kの劇場をチョイスし勇んで鑑賞に望みましたが…
オープニングシーンでテンションが上がりかけたものの、それをキープできず少々残念な結果に😥
理由は色々ありますが、
☆映像作品ならではの魅力
スピ版が見せてくれた紫のコスモスが咲き誇るシーンのような心に残る映像
力強い歌声とダンスを盛り上げるダイナミックなカメラワーク
映像作品にするならば舞台ではできないそんな映像を見たかった
☆ドラマ部分
原作でもそうなので致し方ありませんが、とにかく男性の描き方がつらすぎる😥
奴隷制度が廃止されてもその矛先が女性に向けられた辛い状況
それでも希望を失わずに力強く生きていく女性の姿は本作でもしっかりと描かれていました
ただ、男性目線から見ると原作者がフェミニスト作家で活動家ということもあり「しょせんフェミニスト作家が書いたお話でしょ?」という色眼鏡で見られてしまうことは避けられないような気がします
終盤、男性の考え方も変わっていくこともそれまでの流れから唐突感を否めず、感動すべきラストシーンにもカタルシスを感じられなかったというのが正直な感想
スピ版ではドラマ部分もしっかり作り込まれていてかつ、第三者目線で見た“優しさ”も感じさせてくれていたところは流石スピルバーグっていう感じ
辛い労働から生まれたワークソング、神にすがるしかないという思いから生まれたゴスペル、そしてそれらから派生したブルース
音楽とは切り離せないそんな題材をスピルバーグも当初ミュージカル作品として企画を始めたものの、それを諦めるほどこの原作をエンタメに昇華するのは難しかったのだと思います
そしてスピ版をめぐって残念だったこと
白人には監督をさせたくないと考えていたアリス・ウォーカーは音楽をクインシー・ジョーンズが担当することでなんとか納得
(今回は黒人監督)
その年のアカデミー賞最多ノミネートにもかかわらず無冠という結果
(アカデミー協会にもアリスと同じような考え方があったとか…)
今ではそんなことはなくなったと思いたいですが、この作品のようなテーマは色々な形で描き続けられなければならないのでしょう
そんな無念さと考え方をスピルバーグは『ウエスト・サイド・ストーリー』に込めたのかもしれません
なんかネガティブなことばかり書いてしまいましたが、ダニエル・ブルックスの歌と演技は本当に素晴らしかった😆
そしてあの方のサプライズ出演にはビックリ😲
この二人に加点を!
ただしハリー・ベイリーの客寄せパンダ的な扱いは減点w
p.s.
今年はミュージカル作品が少なくミュージカルファンとしてはとても残念😢
ジョーカー続編はハーレクイン役をレディ・ガガが演じミュージカルになるという話ですが、ミュージカルとしてはイロモノ感が…
あっ!『ウォンカとチョコレート…』がミュージカルっぽかったwのを忘れてました😁
ティミーファンを敵に回す発言🫢