ズボン

スーパーノヴァのズボンのレビュー・感想・評価

スーパーノヴァ(2020年製作の映画)
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あんなに切ない「愛のあいさつ」を聴いたのは初めて。

受け手に委ねる作品。
個人的には両者半分ずつぐらい共感できる気がして、曖昧な心になり痛かった。親族が病に倒れた時の事を連想したせいもある。(状況は違うけど)
という訳で客観視できなかったんだけど、コリン・ファースとスタンリー・トゥッチの演技に説得力がありすぎて。。正に熟練。
どういう選択であれ、サムとタスカーが下した答えが正解なのだなと感じた。二人で決めたんだね。

旅の途中で映る風景があまりにも美しすぎて。
途方もない時間をかけて、じっくりとその姿に成っていったイギリスの大地と、サムとタスカーが出会い、温め作り上げてきた愛の形がシンクロして胸が熱くなった。
それでも、変化のないものは一つとしてないのだという所にも。
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