ひな鳥ピヨー

スーパーノヴァのひな鳥ピヨーのネタバレレビュー・内容・結末

スーパーノヴァ(2020年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

〜失いゆく記憶と最愛のパートナーであり親友との別れの旅〜
作家と音楽家、演奏会へのキャンピングカーでの旅程で家族や友人と語らい酒を飲み交わし最期の挨拶を交わす。

タスカーにとっての終活(肉体も)とサムにとっての終活(思い出だけ)なら望んでいる結末が違う。

“30年間忘れたいと思っていた相手”って憎まれ口なジョークよりも、手放せないほど愛しいパートナーは逝くことを許してくれないパートナーで「抱きしめてくれ。」が切なくて「ずっと一緒だ。」が哀しかった。

ラストは♪愛の挨拶だから(一緒のお墓に入りたい)でそれでも最後まで愛してるよ、って最期だからこの瞬間に捧げる旋律
愛しているから相手の望みを叶えさせて約束を守る愛、正しさより自分よりも受け入れる愛し方が悲しくも美しい