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アクアマン/失われた王国のjasmineのレビュー・感想・評価

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)
4.8
DCEU最終作。
やっぱりアクアマンとジェームズ・ガン監督は裏切らない。シャザムとフラッシュで微妙な気分だったのに最後の最後で盛り返してくれたな。さすがだ。

王道とロマンがたっぷり詰め込まれていて、迫力満点なシーンやクスッと笑えるようなシーンもあってずっと楽しい。こういうのでいいんだ、いやこういうのがいいんだよ!をしっかりとやってくれたことが何より嬉しい。
特にアーサーとマンタのファイトシーンは短いながらも秀逸なカメラワークによるワクワク感がたまらなくて好き。
あとは往年のヒット作を思わせる演出や展開、セリフなんかを始めとしたオマージュには思わずニヤリとさせられた。ちょっとロードオブザリングっぽいよね。海がメインなのに陸でもしっかり楽しませてくれるのも良い。
ヴィランがまたマンタで、クライマックスの展開からも若干物足りなさはあるけど、正統続編って感じで好きだな。

アンバー・ハードには思うところもあるけれど、彼女のみならず1作目からの続投メンバーそれぞれにちゃんと活躍の場があったり、みんなで団結するっていうのが好物だからこれで良かったなあと。
というかこの作品、大好きな俳優がたくさん出ていてそれだけでも満足なんだよね。ジェイソン・モモアにドルフ・ラングレン、テムエラ・モリソンにニコール・キッドマン。オーム役のパトリック・ウィルソンも本シリーズで好きになったし、とにかく幸せな2時間だった。

既にアナウンスされているDCUは参加する面々が発表され始めて、前よりは期待できる気がしてきたものの、アクアマンとジェームズ・ワン監督を失うのはかなり惜しいことだと思う。DCEUでは間違いなくトップだった。もう水中で髪を靡かせて動き回るワイルドなアクアマンは観られないかもしれない。一応作品自体は組み込まれてはいるみたいだから続投されることを願うばかり。


004/2024
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