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アクアマン/失われた王国のhatoのネタバレレビュー・内容・結末

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

DCEU最後の作品。とは言え良い意味でそれを背負ってない。何せあらすじが『ソー:ダークワールド』と同じ!(『ブラックパンサー』でもあった)

他のヒーローは出ずアクアマン一本でやってるし、アンバー・ハードは普通に出番多いし、面倒くさい大人の事情に巻き込まれまくっただろうにそれをあまり感じさせない純粋な面白さがあった。
メラは立場的にも強さ的にも出番が減ったらおかしいキャラなので、複雑さはあれど妥当な判断だと思う。
ウィレム・デフォーが出ないのは超残念だけどそれを活かしたストーリーになってるあたり、本当にちゃんとしてた。死んだとわかった瞬間思考停止したが。

カタルシスをラスボスを倒すところじゃなく、オームとの和解に置いてるところがめっちゃ好きだったな。
ファンタジー作品に出てくる「使用者の力を増幅させるが、性格が凶暴になる」って便利アイテムが嫌いで、本作だと黒のトライデントがそれ。でも今回のは「オームの意志(改心)」と「アーサーの根っからの気質」を表すためのアイテムになってたので全く不満じゃない!むしろ好き!
オーム、アーサーのバディを務められるほど魅力的なキャラか?とか思ってたけど今作では深みが出てとても良かった。実質DCEUの最後を飾った男。
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