NaokiAburatani

アクアマン/失われた王国のNaokiAburataniのレビュー・感想・評価

アクアマン/失われた王国(2023年製作の映画)
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映画館までの行きの道のりでは「どんな心持ちでみりゃいいんだよ‥」とか思って通夜に向かうかのごとく足が重かったのだが、中々どうしてダレることなく2時間楽しめた。

【良かった点】
●めちゃくちゃ分かり易く起承転結がハッキリしているストーリー。
●冒頭から最後まで愛くるしすぎるJrの可愛さ。
●古代技術のレトロフューチャー感溢れるデザイン。
●粋な甲殻王のキャラとヘルメットのデザイン。
●敵にも手を差し伸べるアクアマンのヒーローっぷりと「なめんな!」って言いながら払いのけるブラックマンタの意地。
●虫嫌いには辛いが、陸の海老のあれ。(偏見持たなければこんなことだって出来らぁ!)
●一休さんばりの王の橋渡しシーン。
●OVA版真ゲッターのゲッタービームよろしく超エネルギーの影響で太古の地上になってたジャングル。
●海中アクションの見せ方を始めとした外連味溢れる迫力ある映像。
●ロキかよ、って思ってたらアクアマンが言ってくれた。
●兄弟の和解までキッチリ描いてくれたとこ。

【気になった点】
●結局フラッシュとの繋がりはどうなった世界線なのか分からなかった。
●地上の人々がマジで関わらなすぎ。置いてけぼりすぎ。
●話の展開上しょうがないけど、アクアマンつってんだから決着は海でつけたほうが‥
●一応叔父にあたるのに、結構雑に処理された闇の王。(魔界転生の対武蔵戦の柳生十兵衛ばりの超絶技巧投擲は好きなんだが‥)
●五億を超えるお魚さん達の活躍の少なさ。
●アンバー・ハードを観るたびにハラハラしてしまう。
●ソニック砲を2回喰らって2回とも同じ吹っ飛び方するアクアマン。
●弟との差を出すためかもしれんが、いくらなんでも脳筋過ぎて主義主張があまり感じられないアクアマン。
●アクアマンとDCエクステンデッドユニバースの今後。


昨今スーパーヒーロー疲れなんて言葉が囁かれてますが、そんなもん知らん!とばかりに頭空っぽにして観れる明るい映画。一応環境問題の提起とか手を取り合う素晴らしさとかあったような気もするけど、そんなもん知らん!
ハンバーガー食べに行ってチーズバーガー出してもらえた位の満足感。
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