豪快・快活なモモアマンと冷静・生真面目なウィルソンオームの凸凹バディ結成。前作に引き続き、DECUの受難というか、宿命というか、制作の難航が伝えられていたが、蓋を開けてみれば流石は現役最強監督のジェームズ・ワン、若干のパワーダウンは感じるもののまずまずの作品どころかここ数年の中でしっかり面白い「アメコミ映画」を提供してくれる。
豪奢なモモアマンもパパアマンになって日々奮闘中、おまけにアトランティスの王にもなったのでダブルワークで随分お疲れ気味。そこにブラックマンタが執念深く復讐を狙っていてさあ大変。ドジョウは出てこないが、義理の弟オームをムショから引っ張り出して暴れまわるぞモモアマン。『ブラックパンサー』の続編では叶わなかったが、前作の魅力的な悪役が味方になる設定はベタながら熱いものがある。前作のような新鮮さはなくてもキャラの魅力でぐいぐい引っ張っていける。
更に注目したいのは映像、海のシーンが前作よりもマシマシになってめちゃくちゃ美麗な場面のオンパレード。アトランティスの科学の発展描写もすさまじく、ストーリーも主演もなしで、アトランティス王国・プロモーションビデオ90分ぐらいの映を作って欲しいくらい。大量生産で現場が疲弊してしまっているMCUのぺらっとした映像とは大きな差がある。
そしてジェームズ・ワンの骨頂であるアクションは今作も最高。
終盤の大混戦の中でもしっかり見やすく、そしてぶっ飛んだアクションシーンの宝庫となっている。これでDCEUも見納めかと寂しくはあるけど、このアクアマン1、2はずば抜けてフェイバリットな作品でした。