ヒメ

クライ・マッチョのヒメのネタバレレビュー・内容・結末

クライ・マッチョ(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

監督・主演 クリント・イーストウッド

レンタル始まってた!

『運び屋』が最後?って思っていたので
予告で知ったときビックリ‼︎
FilmarksのMark数意外に少ないのも
びっくり。撮影時には90歳を超えていた
というC・イーストウッド監督の最新作。
観て良かったです なんか色々降ってきた。

虐待、育児放棄、ストリートチルドレン
警察の腐敗、、など
さりげなく問題提起もされているのかな
と思ったけれど 終盤、
"全ての事を知っている気になっていても
老いてみると自分は無知だなと思う
それに気づいた時にはもう手遅れなんだ"
それでも、人は皆人生の中で
選択をする時があるからそれはやっぱり
自分で決めなきゃ。という
メッセージに重みを感じました

ラファはマイクに出逢えて良かった‼︎
ロデオ界の元スターが
お世話になった雇い主に恩を返すため
その息子を連れて帰るというお話が
軸になっているのだけど、
出逢いの縁て、目に見えないもの。
手で触れる事もできないし形もない。
けれどそれを丁寧に紡いで
そのときの選択と決断ができるかどうかって
大切なことなんだなぁって。

あと印象的だったのは
聾唖の女の子が水が欲しいという
シーンでは手話を、
まるで獣医のように動物の痛みや気持ちが
わかるシーン。
好きな人に優しく触れゆっくりと
ステッブを踏むダンスシーン。
マイクが(イーストウッド監督が?)
"長い人生の中で身に付けたこと"。
私はこれから何を身につけられるかな。

個人的にC・イーストウッド監督作品は
実話やヒューマンドラマを観ることが
多く西部劇を観たことが無いので…
観て来た方々は乗馬のシーン
きっと感慨深いものがあるのでしょうね
監督の老いについての(容姿とか)感想も
あるみたいですが高齢なのに
頑張ってる!って思う、、。
白い馬を優しく撫でている
シーンが私は好きでした。
本当に綺麗な顔したお馬さんだった♡


変わったタイトル。って気になっていた
マッチョは普通にこのマッチョ→💪
ラファの親友、雄の鶏の名前です🐓
このマッチョ君はとても強い。
タイトルのcryは泣けでは無く
"鳴け"の意味らしく…
ラファはラストに親友のマッチョを
手放すのですが
本当の強さとは?男らしさとは?
というキャッチコピーの真意は
ここだったのかな、やはり深いな

それにしてもラスト私は好き♡
高齢の監督さんが敢えてラブロマンス
こんなラストってすごくいいなと思います
だってhappyだもん❤️♪
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