Rotten Tomatoesの評価が、評論家も一般観客も共に酷かったので、期待値は低めで鑑賞。
激怒して貶すような作品ではないが、たしかに出来が良いとは言えない残念な作品だった。
一言で表すと"ダメなときのノーラン"みたいな作品。
特に前半の脚本がダメで、説明過多なのに分かりづらい展開。
退屈な会話劇が続き、登場人物の魅力にも欠ける。
アクションも何故か間抜けな画が差し込まれたりする(人の吹っ飛び方がギャグみたいで驚いた)。
映像で魅せてくれるのかと言うと、そんなこともない。
ヒュー・ジャックマン演じる主人公も終始冴えなくて、ただの"過去の女に執着するダサい男"として映ってしまっている。
どの要素も満遍なくレベルが低い。
後半は少し立て直していた印象で、事件の真相には少しグッと来たところもあり。
ただ、よくある展開・結末で意外性や新鮮味は一切無いので、つまらないと言われるのもわかる。
やたらセクシーな衣装の多いレベッカ・ファーガソンの美しさは眼福で救いだった。
