かこじ

レミニセンスのかこじのレビュー・感想・評価

レミニセンス(2021年製作の映画)
3.0
劇場は平日のためか、3割程度。成人男性が多め。

海水が上昇したウォーターランドとドライランドで別れた格差社会は『エリジウム』
記憶追体験装置は『トータルリコール』
その装置を利用した検察システムは『マイノリティレポート』
近未来SFガジェットなのにゴシック調の様式美など、面白くなりそうな要素は、沢山散りばめらている。

ただ、テンポが悪いのと、主人公の行動が行き当たりばったりな感じが、少し惜しい気がした。

ヒロインとの出会いから謎の核心に入るまでが長い。だいたい1時間くらい経ってる。

そこからの展開が早くて、人名やら伏線がセリフで語られることが多いので、ボーっと見てると、「誰だっけ?」ってなる。
そしてヒュー・ジャックマンが思いつく場所に行くと、だいたい目当て人物が座って待ってるご都合展開。
相棒の女性、タンディ・ニュートンの銃の名手っぷりが格好よくて、ガンアクションだけでも面白くなりそうなんだけど。

回想シーンが度々入ってテンポ悪いので、色々と勿体ない。
でも、50を過ぎてもヒュー・ジャックマンの肉体美は、相変わらず見事だった。
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