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映画 あたしンちのめるのレビュー・感想・評価

映画 あたしンち(2003年製作の映画)
3.1
久しぶりの2度目の鑑賞。


『君の名は。』じゃないけど、体が入れ替わる話で面白かった記憶あった。一回だけしか観たことがなかったわりには覚えているシーンがたくさんあったんだけど、そのわりには結構重要なところを忘れていたようで…

こんなことは言いたくないけど、もしかして『君の名は。』は映画あたしンちの真似をしたのではないだろうか。
ただ入れ替わるだけなら今までにもたくさん作られてきたから何も言わない。でも、学校の体育で活躍してしまう展開を百歩譲ったとしても、彗星の通過が入れ替わりに関係しているのって偶然すぎるのでは…?

あまりにも久しぶりに観たから、母とみかんの入れ替わりはただ雷が関係しているだけだと思っていたけれど、話の後半で「マッチョオーレ彗星」の通過が入れ替わりに関係していると判明したときは『君の名は。』を思い出さないわけにはいかなかった。(BTTFのオマージュもあった。父の「ハヒィ!」が個人的にツボ。)

果たしてこれが偶然なのか、新海監督がこの映画からアイデアをいただいたのか、たまたま新海監督の記憶のなかにあったお話がアイデアとして湧き出たのかは分からないけれど、今の時代を生きる多くの人々が認める傑作映画を作ったことはすごいと思う。

でも、映画あたしンちも十分面白かった!漫画の面白さにはかなわないかなと思うけれど見応えはあると思う。修学旅行と同窓会のくだりやしみちゃんに真実を打ち明けるところは感動した。


私が思ったのは、同じ設定でも使い方次第で映画の評価は大きく変わるということ。
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