『ビート・パー・MIZU』の富田未来監督
これなかなか良い。主演の今川さんが表情豊かだし、演技も自然。
唐突に歌いだして、ミュージカル!?って思ったけどそれっきりだった。完全にアフレコなのがバレバレで、最後の方まだ歌ってるけど口は閉じてるところとかちょっと甘かった。
そこが若干気になったくらいで、他はめちゃ良かった。これの前に『苺のジャムとマーガリン』を見たせいか、劇伴や被写界深度がちゃんとあるところに「映画だなぁ」ってなった。
タイトルは『泣いたことがないなんて、嘘つきめ』とやや尖ってるけど、中身はもっと優しい映画。七星と月子はお互いに必要な存在。七星は捨てられる紙コップに絵を描くが、それが誰かにとって必要な時もある。それぞれの物差しで変わる必要、不必要は勿論人間関係も例外ではなく、その辺の普遍的なものがポップに描かれてた。
作品にちゃんとした雰囲気があって、その時点で短編映画として🙆🏻♂️多分物語の着地に結構悩んだんじゃないかなぁと、