はちみつ小町

ウォンカとチョコレート工場のはじまりのはちみつ小町のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

とにかく、楽しい映画。頭を空っぽにして、映画の世界に浸るのがおススメ。劇中歌も良く出来ていて、自然と一緒に歌いたくなるし、歌っている気分になれる。

この映画の裏テーマは恐らく”仲間” 母親が残した1枚のチョコレートを分け合い、味わうラストシーンには感動した。夢を追い駆けるのは大変だが、1人では叶わないものだと改めて思う。

…最近の映画は「金持ちが勝つ」と主張する人物の登場がやたら多くて閉口するのだけれど、本作も例外ではない。恐らく、アメリカという国が、映画業界で働く人々がそう感じているのだろう。(それでも、本作はそういった主張が薄目で楽しい作品に仕上がっているが)

意外だったのは、歌いながら踊るティモシー・シャラメの器用さ。彼は間違いなく本作でキャリアの幅を広げた。今後ミュージカル映画に主演(出演)するかどうか分からないが、もしそんな映画が出来たら、是非見たいと感じさせられる演技だった。