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Ladybug Ladybug(原題)
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『Ladybug Ladybug(原題)』に投稿された感想・評価

Cia
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この映画は、1962年のキューバ危機の際にカリフォルニアの小学校で実際に起こった事件にインスパイアされ作られたもの。

ある朝、人里離れた田舎の小学校の教師たちは、核攻撃警報が鳴り響いた後、その警報が誤報かどうか判断できないまま生徒たちを自宅まで送るよう依頼される。 一人の教師と彼女が受け持つ子どもたちは、核による大虐殺が間近に迫っていることを信じ、徐々に高まる破滅感を感じながら、田園地帯を歩いていく…

不確かな情報により、ジワジワと迫る想像することしか出来ない心理的恐怖に翻弄される子どもたち。大人びてはいるがまだまだ稚拙さの残る会話や無垢であるが故の残酷さ、子どもながらに公正であろうとする姿など、子どもたちが見せる様々な姿と表情に終始胸が苦しくなる。
5.0
核爆弾のアラームが小学校で作動、誤作動かどうか分からないまま緊急下校する女性教師と子供たちの話。
人のいない田舎道を列を作って歩く子供たちの姿に不穏さが漂い、寓話的でありつつ眩暈がするほどショッキング。もはや核が落とされた後のような雰囲気すらあり、背景に吹く風と揺れる木々も怖い。顔のインパクトが強烈で、どの子供も真に迫った表情を見せる。

地下に逃げ込みたいと母に懇願し、ペットの金魚と共にベッドの下に隠れて泣くジョアン、おばあちゃんにゲームと言って地下に隠れる男の子の切実さに泣いた。そして来るかどうか分からない土曜に約束する男女のロマンス。どんな反戦メッセージよりも痛みが真摯に伝わる。
映画を見ていて自分が子供の頃にあった不安な気持ちを色々と思い出した。大人になると感情は表に出さないようになるけど、恐怖心ということでは大人も子供も変わらないということが子供の目線で描かれることで浮き彫りになってる。
4.0
緊急警報が鳴る小学校、わちゃわちゃする教師たちの様子的に序盤はコメディに見えるが、着々と不穏な空気になっていく。
始終子供視点で描かれており、外の世界では核戦争が起きているらしいが、よく分からず、こわいという雰囲気だけは伝わるのによくわかってない子供たち。思春期の少年少女が外に出され狭い防空壕にいるので恋っぽかったり、なんというか妙に現実味があり、子役の演技も自然だった。
後半防空壕に籠るが子供は全員入り切るわけではないため、後から来た子供の生存を選別しなければならない恐ろしさ。
基本的に会話劇と子供の動き、表情を映すカットで構成されているが、陰惨すぎるラストとその瞬間の演出は忘れ難くかなり優れている。