ソラアユム

黄龍の村のソラアユムのレビュー・感想・評価

黄龍の村(2021年製作の映画)
3.6
題名:黄龍の村
鑑賞日時:2022年6月26日
鑑賞方式:Amazon Prime Videoレンタル
評価:3.6(MAX5.0)

『それでは最高の儀式にしましょう!』


2022年109本目

【良】
・阪元監督初体験ということで、余計な先入観なく見ることができて、中盤からのジャンルスイッチにはかなり驚かされました。
・前半のハンディカムを使った、大学生ノリの解像度も非常に高く、ちゃんとウザくて素晴らしかったですね。

【悪】
・登場人物の中二病的な台詞回しとノリは見ていてきつい。脱力系主人公はアニメなら許容できますが、実写だと厳しいです。わざとやっているのでしょうか?あまりにもあっさりしていて、村人に対して個人的な恨みがある様には見えなかったのですが。
・2対1、多対1の場面が多くて、あまりカッコよくない(むしろダサい)。命のやり取りをしているシーンで、舐めプ?なのか、本当に苦戦しているのかイマイチ伝わってこない。緊張感をかなり欠いているように思いました。
・刀キャラが刀を使わない!(ほとんど)これは凄く残念でしたね。ステゴロキャラが多い中、自ら没個性化するのは頂けないです。刀使っていたら絶対勝ってましたって。


【総評】
 この手のジャンルスイッチ凄く好みでしたし、笑えるシーンも多かったですが、アクションシーンでの間の抜けた会話・演出や、設定との食い違いを感じるところが多く、乗り切れない作品ではありましたね。楽しかったですけどね。『ベイビーわるきゅーれ』に期待。


以上