プルコギドン

黄龍の村のプルコギドンのネタバレレビュー・内容・結末

黄龍の村(2021年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

カルト系ホラームービーの皮を被ったカンフーアクションものという、入口と出口が明らかに違うトンデモ映画!でもこういう途中でグイっとシフトチェンジする作品はかなり好みかもしれない。
冒頭の若者達のどうしようもないイチャイチャ・芸人のマネする薄ら寒いノリ~宿泊先の村人の狂気が露わになる前半30分は、「有象無象のB級邦画ホラーのうちの一つをまた掴んでしまったか…」と正直不安になってしまっていたが、そんな盛大な前フリが終わってからの一転攻勢の"確変演出"で小躍りした。そこからは体感あっという間だった。

理路整然と話せるショットガン持ちの兄貴が良いし、その妹二人もカッコよくてかわいい。最初のBBQ動画は見てられなかったが最後の打ち上げ動画は仕事終わった感もありお疲れと言いたくなる(笑)
Netflixドラマ『サンクチュアリ -聖域-』で一躍有名となった一ノ瀬ワタルもお茶目な(?)ラスボスとして登場したし、そのラスボス戦もハイライトの一つだった。エンドロール後もほっこりした。

ちゃんと退場させるべき奴らは退場させて(キラメイジャーの俳優を噛ませ犬にするのもなかなか凄い)、真のメンツでアクションに全振りするこのチャレンジ精神を大いに称えたいと思う。
予告編でのネタバレ厳禁って、村の秘密とかじゃなくてゴリゴリのアクションを見せたいのを伏せてたのかよ!っていうね。完全に騙されてしまったが1時間でサクッと観れて満足できた。

神様へのお供え物がわざわざマヨネーズかかった豚丼みたいなやつでかなりウケた!
プルコギドン

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