サンダンス映画祭にて。
ロビン・ライト監督主演。「ノマドランド」と近いものを感じた。
喪失感と都会での生活からの逃避、山に隠って自給自足、ワイルドな生活をする女性。
だけどこの主人公イーディは精神的に弱っているので見ているほうは心配でならない。何かよからぬことをしてしまうのではないかと。
一人の通行人(狩猟人)との思わぬ出会いから話が動く。
外界(都会)や自身の過去や属性を語らなくても心が通じればそれはそれで良いことだな。
イーディは健全なメンタルで生きていけるのか、都会に戻って新たに人生をはじめるのか、人生と自分と向き合う話なんだろうとか、いろいろ考えながら見ていたが、思わぬことが明らかになり主人公同様涙した。
静かなドラマで台詞もさほど多くない。それでも語りかけることはとても多い映画だった。