ちぃ

明日への地図を探してのちぃのネタバレレビュー・内容・結末

明日への地図を探して(2020年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

★4.4 マークは同じ一日を何度も過ごしていた。しかしある日いつもと違う出来事に遭遇する。それは、自分の意志を持って、自分と同じ状況を把握して毎日を過ごしている人間がいたという事だ。彼女はマーガレットという。マークは日々この状況を脱したいと思っていたが、マーガレットはこの状況を受け入れている様子だった。マークはこの状況下で奇跡を見つけ出すことをしようと彼女に提案する。2人で小さな奇跡を日々見つけるが、決まって彼女は18時に来る電話に出て帰ってしまう。マークはある時この状況を抜け出すため、日付変更線をまたぐことを思いつき、マーガレットと共に飛行機に乗るも、直前で彼女は逃げ出してしまい、一人で日付変更線をまたぐが、また同じ一日が始まるだけだった。マークはこのことと、マーガレットの電話の秘密(18時の電話は彼女の母の病院から。母の最期を知らせるもの)を知ってしまったために彼女と連絡を絶ち、こんな日常でも自分に満足して生きられるよう努力を続けた。一方彼女はマークと作った奇跡の地図から最後の奇跡を導き出す。毎日続く、同じ日の母との別れから先に進むことを決意したマーガレットは奇跡の場所である彼らが初めて出会ったプールに行く。そこにはマークがいた。マークはこのループの主人公は自分ではなくマーガレットだと気付いていた。そして彼女は一歩を踏み出すため、マークにキスをする。そして新たな一日が動き出す。
難しい話は全然分からない。四次元だからどうとかブラックホールがどうとか。奇跡の場所をつなぎ合わせて導き出した最後のくだりも頭の中では理解していないけどそれでも大好きな映画になった。このループの主人公のマーガレットの為に同じループの毎日を過ごすマークもなんか切ないし、自分はこんな時どうだろうって置き換えてみたり。マークの立場はとマーガレットの立場ではまた一日のとらえ方が違うだろうし、楽しんでいる風のマークも母に会えないことを気に病んでいたりといろいろあるんだなーと。マーガレットの立場に立ったら、朝の寝起きも悪いだろうし、でも母とは別れたくないだろうし、少しでも母の死を忘れるための事をしたいだろうなと。とにかく、マーガレットのファッションがすごくかわいかったし、グリグリのパーマもよかった。
ちぃ

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