鉄骨くじら

四季の鉄骨くじらのレビュー・感想・評価

四季(1975年製作の映画)
5.0
濁流

アルメニアの山奥で暮らす村人たちのドキュメンタリー。ただ記録したというより、村人の労働から発生する村固有の運動、移動を賛美しており、それが映画的感動を生み出している。一方で望遠で狙われた村人たちの顔や手の隠し撮りショットは、自分が部外者であること、そして映画の記録的側面に対する誠実さへの証左。急な斜面を上から下へ、干し草を滑らせながら運んだり、橋のない川に馬を並べバケツリレー的に羊を運んだりする。そして、昼と夜の結婚式。
鉄骨くじら

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