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パラノーマル寄生虫のkanacoのレビュー・感想・評価

パラノーマル寄生虫(2015年製作の映画)
1.8
こ…このジャケットは…寄生獣!!(; ・`д・´)
でも1ミリも寄生獣は関係なし(そりゃそうだ)!

珍しい映画に挑戦しようと思ってU-nextでラインナップを適当に眺めて目に飛び込んできた中で、見ることがなさそう、かつ特にヤバそうな本作をクリック。官能系はとにかく、下ネタ系を全面にした作品はあまり見ないし、フィルマよりもスコアが緩いU-nextでまさかのスコア★1つだし…🤔というか、フィルマもMARKが12つしかない!!

前提の設定をオリジナリティ盛り盛りにした、初手から下ネタ満載なB級ファンタジー・サスペンス映画という感じかな…🤔

ストーリーをひっぱる登場人物は4人です。
・謎の寄生蟲に憑かれて、とある問題を抱えているメガネっ娘ミドリさん
・ミドリさんに恋した女性未経験の中年男性(40~50代くらい?)の中山さん
・ミドリさんでドキュメンタリーを撮ろうとする映像会社の苦労する新人ディレクターの女性
・ミドリさんでドキュメンタリーを撮ろうとする映像会社の倫理に欠けたカメラマンの男性

始まりは目隠しのまま浴槽に繋がれた男性のシーンから。彼に忍び寄った何者かは、「もう出ない」と悲鳴を上げる男性の下半身を手で怒涛に攻めたてあそばせ、限界の向こう側へ。限界の向こう側…それは最後の一滴の後にそこから出てくるという、赤い玉。この赤い玉を7つ集めると、赤玉の神さまが現れ、1つだけ願いを何でも叶えてくれるという…✨

つまり、全ての男性は赤玉を持って?🤔

一方、シーンはKEY MANであるミドリさんへ。幼少時代、父親と森に遊びに行っていたミドリさんは謎の蟲を誤って飲み込んでしまったことにより、特殊な能力に目覚めます。それは、男性の素肌に彼女が触ると、一瞬で相手の男性の体に電撃が走り、達してしまうという能力(何度でもタッチ可、何回でもトべるね!)。この能力のせいで幼いころから人生を狂わされたミドリさん…。ミドリさんのこの能力を知った彼女に好意を寄せる中山さんと、興味をもった映像会社のディレクターとカメラマンは彼女に接近するが…。という感じ。

この能力、男性にとっては並みの超能力より脅威では?🤔

はたして男性から精を搾り取り赤玉を集めている人物は誰なのか?ミドリさんは能力から解放され、普通の女の子に戻ることができるのか?(まじめに文字起こしすると)というストーリーかと思います。

どうにもトンデモ作品なので感想をまとめるのが難しいので、思ったことを箇条書きで記します。

・ジャケットは寄生獣だけと関係ない(パロディでもない)
・寄生蟲は出てくるけど寄生蟲は掘り下げない
・エロ設定に感じるけど、素肌に触るだけで達しちゃうので服を脱がなくても良いので、ミドリさんのお色気シーンは別に無い(そもそも他も無い)
・こんなドラゴンボールは嫌だ
・こんな神龍も嫌だ(神龍はでないけど、赤玉の神さまはでる)
・コメディでサスペンスだが、時折演出が寒すぎてホラー味さえ感じる。
・フェイクドキュメンタリーなのでPOVで進むのだけれど、カメラワークがこれでもかっていうくらいガシャガシャ揺れる。対象が静止していてもカメラがユラユラ揺れている。
・登場人物がヒドい人ばかり。男はモラハラ・パワハラ・DVなヤバイ人だらけで気分が悪いが、女は情緒不安定なヤバイ人だらけで何にも言えない。そんな中、男性としては弱弱(物理)だけどミドリさんに恋する中年男性中山さんの一途さと健気さが光る(だが、よくよく考えるとまずい)。
・…童貞中年、住倉カオスさんだよね?怪談語り手だと思っていたら俳優もやっていたのか🤔
・80分の作品なるも「私、何見ているのだろう」という感情が10分置きにやってくる。しかしラスト20分、なーんか盛り上がった(kanaco比)
・いやでも、このラストを迎えたとして後日談で皆丸く収まってるのオカシイよ
・赤玉の神さまがまさかのアノヒトだった。エンディングでは某暴力Dの時よりよほどニコニコでリズムにノッてた

今日、よくみているYOU TUBEの『島田秀平のお怪談巡り』を見ていたら、怪談を喋るゲストが映画監督さんで、名前をよく見たらまさかの本作の監督さんでした。偶然すぎる…😂いやでも、ちょっと私にはムズカシイ作品でした🙄

こういうジャンル(?)が好きな人向けですかね~。
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