Endless SHOCKのネのネタバレレビュー・内容・結末

はじめに。堂本光一さんはもともと映像化をあまり好まない人なので、ほぼリアルタイムのEndless SHOCKにこんなにアクセスしやすい機会はなかなかない。ぜひ映画館へ足を運んでみて欲しい。

「Show must go on」この舞台の主題であるこの言葉をどう捉えるか。
カテコのネタバレになるが、「何があっても幕を開けるということではなく、こういう状況下で次のステップに進むためにどのように対応していくか」と考え、映像化に踏み切った今作。
客席からでは決して観ることのできない景色がそこにはたくさんあった。
横から見る階段落ち。まるで自分がコウイチになってフライングをしているかのようなアングル。近距離からのラダー。演者同士の細やかなアイコンタクト。

物語も台詞も知っているけれど、堂本光一によって徹底管理されたアングルを通して観るSHOCKは全然別物だった。それは光一さんが「舞台を映像で見せる」という手段の変更で済ませるのではなく、映像だからできることにこだわり抜いて作られたという何よりの証拠だと思う。

自分でアングルを決める生の現場よりも、よっぽどフラットに物語を見進めることで気づけたこともたくさんあった。