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マイ・ブロークン・マリコのネのネタバレレビュー・内容・結末

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

親友が自殺した。クソみたいな家族に弔われるくらいなら私が守る!と親友宅に乗り込んで遺骨を盗み、ふたりで行きたいと行っていた海を見に行く。
はじめは「こんな時に辛かったことを思い出さなくたっていいじゃない」と思っているのに、次第に「めんどくせえ女だって思ったことだってあったのに、どんどん綺麗なところしか思い出せなくなっていく」ことに不安と悲しみを感じはじめる。
ずっと自分に何もアクションなくマリコが死んでしまったことに切なさを感じていた主人公だけれど、実はちゃんとマリコは手紙を書き残していた。
その内容は見ている私たちには公開されず、語りもされず、彼女たちの間だけで完結される。
こんな言い方も変だけれど、手紙が見つかったシーンから、絶対内容をわたしたちには教えてほしくない、と思っていたので、まさにそういう終わり方で嬉しかった。
ふたりだけの大切な思い出にしてくれてありがとう、という気持ち。どの立場だよすぎるけど。
永野芽郁さん、奈緒さん、窪田正孝さんの演技がとにかく良すぎた。
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