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やがて海へと届くのネのネタバレレビュー・内容・結末

やがて海へと届く(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

一人旅に行って東日本大震災に被災したきり、帰ってこない親友。
亡くなったという確固たる証拠はなく、未だ受け止めきれないでいるが、すみれの親族や恋人は次のステップへ行こうとしている。

生きている人間がすでに居ない人の気持ちを想像するような行為はすべて傲慢だ。生きていようがいまいが、他人の気持ちは他人には分からない。

自由奔放なすみれにずっと憧れの眼差しを向けていた真奈だったが、両視点からの回想に入ったとき、すみれも真奈に憧れの眼差しを向けていたことが明らかになる。

人は世界の片側しか見えていない。
ネ