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ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットのALLORAのレビュー・感想・評価

4.0
個人的に『マン・オブ・スティール』『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』はあまり好きではない。好きではないけどジョス版『ジャスティスリーグ』は嫌いじゃないのだけど、流石に前2作の続きですと言われても釈然としない何かが有った。
で、ザック・スナイダーカットが出ると聞きどうせ観るならとHDR版を予約し届いたので観てみた。

観た感想としては、世界観が統一されていて観やすくなり、ちゃんと3部作として終了したなと。
ジョス版ではただの人数合わせでしかなかったフラッシュとサイボーグのエピソードをふんだんに取り入れた事で二人のキャラがわかりやすくなっていた。
ただ、海外ドラマ版フラッシュが好きな者としては、ただの情緒不安定にしか見えない今作の(ジョス版含む)フラッシュは認められない。

全体的に上映時間が長くなりダレるかと言われればそうではなく、前述したようにフラッシュとサイボーグに多くの時間を費やしてるので、作品全体としては良い方向にまとまったと思う。
WWで起こった事を引きずるダイアナや、後に控えたアクアマンで起こる事への世界観をこの映画でちゃんと内包していたので、ここら辺りまでは何とかしてDCEUとして統一しようとしていた形跡が見れて面白かった。

ただ、最後は詰め込みすぎたかなぁ。
再撮影までしてアレいる?
最後の最後のアレとかさぁ…この後の事考えてんのかな?
それにせっかく楽しみにしてHDR買ったのに4:3は意味がわからん。
大画面TV買って4:3で観るはめになるとは…。

やっぱ俺はザック・スナイダーは好きではない。
3部作としてちゃんとケリつけたから星を高評価にはしたけど、この監督はどこか中途半端。
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