swansong

ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットのswansongのレビュー・感想・評価

4.1
短縮版?よりだいぶオモシロなってますやん!
さてここで、前々から気になってる"ジャスティス·リーグとアベンジャーズ、どっちが強い?"問題について駄話を少々。

スーパーマンを筆頭に、究極のパワーのオーナーばかり登場させるDC(←極論)に対して、それぞれのヒーローに弱点を設定するMARVELは、物理的な兵力の面では明らかに不利。

いっぽう、すでに十数年にわたって広大なユニヴァースを展開しているMARVELは、DCよりもはるかに人材が豊富。

そこで公正を期すために、ジャスティス·リーグの現役メンバー6名と、アベンジャーズの歴代ヒーローズからの選抜チームに対戦してもらいましょう。

第一試合 アクアマン vs. ソー

海上か陸上か、試合会場をめぐる熾烈な誘致合戦が引き金となり、○国と○国は一触即発、デフコン2の状況に陥る。
両陣営を裏で操っていたアトランティスとアスガルドは、全面戦争勃発を回避するため、それぞれの親善大使を国連に派遣して和平交渉を開始。
交渉のテーブルについたのはアトランティスの元女王とアスガルドの元王妃だが、私は"メジャーリーグ"以来、長年にわたって後者を贔屓しているので、第一試合はソーの不戦勝。

第二試合 フラッシュ vs. クィックシルヴァー

前者が本気を出せば超光速。
いっぽう後者は音速が精一杯。
圧倒的なスペックの差を察知したクィックシルヴァーが棄権を申し出たため、フラッシュが勝利。

第三試合 サイボーグ vs. ヴィジョン

両者の性能は拮抗していたが、無敵の金属ヴィブラニウムの皮膚を持つヴィジョンはあらゆる攻撃を跳ね返してしまうため、サイボーグが劣勢に立たされる。
しかし、応援に駆けつけたスカーレット·ウィッチに欲情して注意力散漫となったヴィジョンの隙を突いた真面目青年サイボーグが、強敵を退けて辛くも勝利。

第四試合 ワンダーウーマン vs. キャプテン·アメリカ

実年齢100歳超えのキャップは、その豊かな人生経験を活かしてワンダーウーマンを懐柔しようとするが、1000年以上生きている彼女にとってはキャップなどまだまだ若手の部類。
ダイアナに鼻であしらわれたスティーヴ·ロジャース、痛恨の一敗。
(どっちも大好きな私、これは書いててツラいっす。)

第五試合 バットマン vs. アイアンマン

世界有数の大富豪であるウェイン社長とスターク社長の一騎討ち。
両者ともイヴェント運営事務局をまるごと買収しようと画策するが、超高性能のAIや原子力に替わるクリーンエネルギーの発生装置、そしてしまいには○○○マシーンまで発明してしまったトニー·スターク個人が得ている莫大なロイヤリティが決め手となり、アイアンマンが勝利。

さてここまでの対戦成績は、DC 3勝 : MARVEL 2勝。
興行収入では大きな遅れをとったDCが、左うちわのマーベルを一歩リードしています。
そしてDCEUとMCU、ともにユニヴァースの命運を賭けた最終決戦に挑むのは、両チームがそれぞれ最強と認める、スーパーマンとキャプテン·マーベル。
ここからは試合会場である神戸総合運動公園より実況中継で。


…全銀河系の知的生命体の皆さんが固唾を飲んで見守るなか、いよいよ試合開始を告げるゴングが打ち鳴らされようとしております!
あっお待ちください、ただ今MARVEL代表のケヴィン·ファイギ氏から緊急声明が発表されました。
声明文は以下のとおりであります。

「全世界、いや全宇宙のみなさん、ごめんやで。実はうちのマーベル姐さん、よその星系への出張が長びいとりましてなぁ。この試合に間に合わへんことがついさっきわかりましたんや。
せやからマーベル姐さんの代わりに、さっきから楽屋で相方のヴィジョンとちちくり合うておりましたスカーレット姐さんを出場させてもらいますわ。イロイロとホンマにすんまへん。」

-長すぎるので中略-

… さて、予想どおりスーパーマンのワンサイドゲームとなった大将戦も、終盤に差し掛かろうとしております。
このままDCが宿敵MARVELを討ち倒すのか、それとも

-疲れてきたので再び中略-

…いったい誰が、このような展開を予想し得たでありましょう。
スカーレット選手が、映画では描かれていない究極の禁じ手、"さいしょからぜ~んぶなかったことにするもんね攻撃"を仕掛けるとは!(←現実改変能力)
スーパーマン圧勝と思われた勝負の行方は、これで白紙に戻されてしまいました。

おっ、ここでDC代表のザック·スナイダー氏から"物言い"がついた模様です。
非常に険しい表情でにらみ合うスナイダー氏とファイギ氏、困惑の面持ちで両者を傍観する行司のジェイムズ·式守·ガン乃助…

おーまいがー!
怒り心頭のスナイダー氏が、猛然とファイギ氏に飛びかかった!
これはもはや手がつけられない事態であります。
両サイドの役員たちと12人のスーパーヒーローが入り乱れての場外乱闘!
この惑星が灰塵に帰すのも時間の問題でありましょう。それでは皆さん、さような

-もうヘトヘトなので以下省略-



2022年8月 追記

スカーレット姐さん、いつの間にやら宇宙最強の超能力者に成長?しちゃいましたね!
swansong

swansong