藤中恭美

CUBE 一度入ったら、最後の藤中恭美のレビュー・感想・評価

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)
3.5

カナダのカルト映画の日本版リメイク。
本家をすっかり忘れていたので、なかなか楽しめた(笑)
ただ日本版リメイクは日本人の特徴を出しすぎている感じもする。
主人公の過去の出来事の後悔に苛まれる内面的な葛藤とかは正直どうでもいい。
そんな暇があったら、もうちょい、脱出のための知恵をみんなで絞って欲しかったかも。
原作があるから、それを損ねないようにしているらしく、想定内な展開。
唯一のオリジナルらしさは、ラストで出口と思われるところに行かなかった方かも。。。
もしかしてその方が、この人間が作れないような仕掛けを作った方なのではと思ってしまった。
私としてはこのCUBEの仕掛けは人間が作ったよりも、そっちのほうがグッとくるかも。
そうなのか、そうではないのかはわからないけれど、そういったことを考えると、この作品も違う感じに受け取れた気がする。
藤中恭美

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