残酷映画を観たら破壊衝動が芽生え、殺人を犯すことなんてあるのだろうか?
そもそも検閲のためにすべてを観る映画検閲官が、現実と創作物の区別がつかなくなったとしたら…
それが本作のテーマである。
現実と虚構の境界が曖昧になってグラつく恐怖
得もいわれぬ不安感
まるで悪夢を見ているような奇妙な緊迫感に酔わされる不思議な没入体験
全てがめちゃくちゃ刺さりました。
『ドリラー・キラー』や『サンゲリア』など
かつて映像検閲・規制により
有害な映画“Video Nasty”と烙印を押された数々のレジェンドホラーの血みどろシーンから始まるオープニングも
ホラー映画への愛とリスペクトにあふれていてとても良かった。