ゆき

こぼれる記憶の海でのゆきのレビュー・感想・評価

こぼれる記憶の海で(2020年製作の映画)
3.9
タイムリミット

情緒的な展開の一作でした。
記憶に関する流行りの病という設定だけでも身が震える。
大事な家族やパートナーの記憶から自分が消えていくという不安。
大事な時間もその相手自体も忘れてしまうという恐怖。
それぞれの立場に考えを巡らせるセリフの飛び交う101分。
一つ一つの思い出のシーンが素敵で愛おしい。
実に秀逸で記憶深いラストシーンでした。
×××
記憶障害が起きる病が流行した。原因はわからず人々は混乱していく。一組の新婚夫婦にも不運は降りかかる。懸命に支えようとする妻と恐怖と闘う夫の選択はいかに。
ゆき

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