ゆうゆ

14歳の栞のゆうゆのレビュー・感想・評価

14歳の栞(2021年製作の映画)
4.8

35人の十人十色 みんな違ってみんないい🌸
ひとりひとりに背景があり それぞれが自分
をもってて精一杯。そのあどけない笑顔の
内面に、彩りに満ちた感情と多面的な個性
と誰も知らない不安 尽きない悩み、自分で
さえも説明のつかない衝動と情熱を秘めている。
春という たくさんの別れと新たな出逢いを
繰り返す一瞬の儚いひととき
どんな道だって正解も不正解もなくて、
誰もが必ず通るあの大胆で繊細で多感で
色んなことに多忙、未来への希望に迷う伸
びしろしかない14歳のきらめき
それは大人に近づく未来への尊い通過点で
あり珠玉な記憶の宝へと変わって欲しいと
願う青い春を経験した大人たちの願望でも
あるだろう

"桜散る 桜散る お別れの時間がきて
「ちょっといたい もっといたい
ずっといたいのにな」
うつむいてるくらいがちょうどいい
地面に咲いてる"


*

ドキュメンタリーとは思えない生徒たちの
自然な表情、ドラマティックな展開はなく
ても 日々それぞれの小さなドラマがあり
たくさんの悩める瑞々しい感情が愛おし
い。彼らの心のうちを引きだすスタッフの
人間力やコミュ力もきっとすごかったんだ
と思う。カメラワークや編集も活き活きと
してていつまでも観ていられるし プロロー
グからエンディング曲まで完璧。
彼らの成長した姿にまたいつか会ってみた
いし ありのままの彼らを面白おかしくディ
スるような悲しいおとなに 貴方たちはどう
かならないでほしい

Qなりたくない大人→A"社畜" で吹いた
ゆうゆ

ゆうゆ