おさむ

14歳の栞のおさむのレビュー・感想・評価

14歳の栞(2021年製作の映画)
4.4
一人ひとりが各々の想いを抱えた物語の主人公で、2年6組という小さな社会の中で互いの物語の登場人物になっていて、それは物語のほんの一部にしか過ぎないけれど、その時間を生きる彼ら彼女らの一瞬は濃密で。

自分に対する感情も他者に覚える感情も、言葉にするより、自分で気づいているより、もっともっと本当は複雑で。

あなたは何を思っていたの。何を感じていたの。
そう、過去に対して思える。
今、隣でスクリーンを観るあなたは、どんな物語の主人公なの。そう感じさせてくれる映画でした。
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