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14歳の栞のmoonのレビュー・感想・評価

14歳の栞(2021年製作の映画)
3.0
大人と子供の狭間、14歳。自分の得意分野、弱点、クラスメイトとの差異、朧げに見える将来、自分は何者になれるのかという漠然とした不安を抱く、多感な時期の少年少女たちの姿を映した作品。
"全員主人公"というコンセプトはある意味平等だけど、逆にぼやけるなと思った。カメラを持った第三者がいる時点で否応もなく<撮る・撮られる>の関係性が生じてしまうことを考えると、生徒たちの発言も本当にありのままではない。ドキュメンタリーの難しさを実感した

やたらうるさい劇伴と、最初の馬とYOUのナレーションはどう考えても蛇足。
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