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サンセット大通りのmoonのレビュー・感想・評価

サンセット大通り(1950年製作の映画)
4.0
サイレントからトーキーに移り変わり、時代に取り残された女優の狂気と悲劇。あまりにも有名過ぎて逆に見てなかったけど、こういう話なのか!と。
過去の栄光に取り憑かれ、今も自分が大スターだと信じ込むノーマは哀れで痛々しく見えるが、美味しいところだけ頂いて歳を取ったら容赦なく切り捨てる映画業界の残酷さの方がえげつない。久々に訪れたパラマウントのスタジオでスポットライトを浴びた瞬間人が集まってくるが、照明が外れた瞬間に蜘蛛の子を散らすようにいなくなるシーンのなんと切ないこと…

キャスティングの裏話を知ると、こんな映画よく撮れたなと本当に思う。ほぼドキュメンタリーやないか
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