ことみ

14歳の栞のことみのネタバレレビュー・内容・結末

14歳の栞(2021年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

とにかくリアル。

実際の中学2年生の絶賛思春期中のドキュメンタルだったから、ひとりひとりの生きてきた道、悩み、考え、価値観、生き方、恋愛、友情、色んなものが感じられた作品だった。

何かがあって不登校になった子、クラスの中心的存在だけどそれは性格ではなく自分が楽しまないとという思いから明るくなった子、友達が信用できない子、友達が大好きな子、自分が嫌いな子、いじられキャラな子、ちょっと大人な考えを持っている子、変態な子、バスケが大好きだけど怪我をしてできなくて悔しそうな子、部活の時はオンだけどクラスではオフな子、純粋に今を楽しんでる子、もっと色々な子が登場したけれど、それぞれ本当に自分の人生のことを考えていて私自身も考えさせられた。

個人的に1番好きなシーンは
「大人になっても忘れたくないことはなに?」というスタッフからの質問に
「ふたつあって迷ってるんだけど、アイスを食べてた時間とLINEとか電話をしてる時間です。」と言ってたシーンが好きだった
純粋に、中学生らしい恋だなと思った


もう18の私には出来ないような恋をしていてちょっと羨ましい感じもあったけど見ていて、心が暖かくなった。

特別な感動シーンとかは特にはなかった印象だけど、なぜか最後は泣いていた。

生きてるって素晴らしい。
どんなに辛いことがあっても、悩んでることがあっても自分は自分であって誰にでもなれないものなんだと気づけた。


また見たいと思える作品だった。
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