重要機密を持つ父親が殺される現場を目撃し、その2人の暗殺者たちに追われることになった少年コナーは、逃げ込んだ森の中で森林消防降下隊員のハンナと出会う。
ハンナはコナーを守るために動こうとするが、暗殺者たちが放った火で森林火災が起こり、炎が彼女たちの行手を阻む。
果たしてハンナはコナーを助けることができるのか・・・？
父親に託された情報を持つ少年、その命を狙う暗殺者、偶々少年と出会い命を守ることになった森林消防降下隊員。
もはや使い古された感もある設定ですが、そこに昨今世界中で問題となっている大規模森林火災を絡めていくのかと思いきや、そっちの方を特に深掘りするでもなく、とてもオーソドックスに進んでいく作品でした。
アンジェリーナ・ジョリー、ニコラス・ホルト、エイダン・ギレン、ジョン・バーンサルと、キャスト陣の堅実さが物語を支えていますが、彼らを活かせているとは思えないほどに「普通」。
少年の父親が殺される原因となった機密情報の詳細、その不正を行なった親玉、暗殺者たちの内情、その辺りの詳細を省いた構成は良かったですけど、結局よくある展開で「普通」という印象しか残らない感じですかねぇ。
大体邦題はもう少しどうにかならなかったのだろうか？物語が訴求しているところとはかけ離れているような。
テレ東「午後のロードショー」向け、というとイメージが湧くかも。
