高校生の東ゆうは、別々の学校に通う少女たちに声を掛け仲良くなり、自分がアイドルになるという計画の一歩を踏み出していくが・・・。
原作は未読、原作者の元乃木坂46の高山一実のこともよく知りません。
予想していたものと違い、ある種のサイコホラーみたいな内容だったのでビックリ。
東ゆうの行動原理が怖い。
夢のためにとか、思春期だからどうとか、そこらのエクスキューズを受け入れられちゃう人には、青春時代の挫折、そして夢は諦めなければ叶うみたいな良い話だと感じられるのでしょうかね？
自分の夢のために周囲を利用する独善的キャラ付け良いとして、すったもんだあって改心して、自分はまたアイドルを目指すって流れはかなり無理あるでしょ。
なんか良い話風に締め括ってましたが、力技にも程がある。
このストーリーにリアリティを感じられるなら、その人はきっとピュアなんでしょう。
どうせなら改心したと思わせて、それでも独善的、利己的なままアイドルとして上り詰めていく風にした方がゾクッとして良かったかも・・・なんて思ってしまいました。
