雑君

モンタナの目撃者の雑君のレビュー・感想・評価

モンタナの目撃者(2021年製作の映画)
3.9
2024年5月 アマプラ 出てくる人たちに皆芯がある感じがよい 山火事のトラウマ抱えた森林消防隊の女、父と日常のすべてを突然奪われて感情ぐちゃぐちゃな子供、元カレの保安官と妊婦の妻、プロ殺し屋二人組、伏線の効いた山火事の中誰もが仕事と生きることに徹し、ぶつかり合う。雇用主の手落ちで必要十分な作戦を展開できぬままそれでもプロに徹する(んだけどやっぱり足りてないので仕事が綻んでいく)殺し屋二人がいい  緊張感ある大立ち回りの大詰めの決着が「油断」だったのがちょっと食い足りなさというか、もうひとくだり無かったか、とは思った 取引を持ちかけ、「何の関係も無い子供を助ける意味なんてないだろ!?」と森林消防隊員なんて仕事をしてる相手への最大級の愚問をぶつける殺し屋と(何言ってんの?)みたいな表情になる女の対比が面白かった
森林火災のスケール感が凄くてどんなロケーションすればこんなの撮れんの?と思ってたらメイキングでニューメキシコ(モンタナは使えなかったらしい)で撮影用に120ヘクタールの森を作ったとかいっててスケール感ぱねぇ
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