グロ描写もいとわない笑い。
各界から怒られそうな不謹慎ジョーク。
怒られそうというか、怒られてしまったようですが。
しかし、映画への愛情が根底にあるからこその風刺を感じます。
そうそうたるスターが嬉々として本作の悪ふざけに加担するのも、ベンスティラーのそんな心意気を感じ取っているからではないでしょうか。
本作に限らず、ベンスティラーは一見落ち目であったり、うだつの上がらない役をよく演じています。
しかし、落ち目だと思われてるけど本当はいろんな人に良い影響を与えてるというキャラクター。
本作でもそんなキャラクターが垣間見えます。
おバカに優しいベンスティラー。
欲をいえばもう少しハジけてほしかったけど、制作費1億ドルを使ってギャグをかます漢気あふれる一作。