くじら12号

偶然と想像のくじら12号のネタバレレビュー・内容・結末

偶然と想像(2021年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

軽やかだなあ。それでいて3話共にキラーワードを入れてくる。その際に構図やカメラ位置がこちら刺さるように的確に計算されている。
第一話でぐみちゃんからカーの話聞いた時に、会社経営してて投資もやってる人怪くないか、大丈夫?(偏見)って思ってしまった。本筋は騙す騙さないの話ではないのだけれど、信じることが大事なんだなあと思った。全編を通じて相手の言葉や態度を信じてみる、乗っかってみることで違う場所へ連れて行ってくれるような感覚になった。
個人的には第三話で占部さんが窓際でドーナツに例えて心の空洞を話すシーンに吸い込まれてしまった。
舞台挨拶での占部さん/河井さんは映画の中と変わらない、無邪気で魅力的な/落ち着いていて安定感のあるお人柄が印象的でした。あと監督、濱ちゃんて呼ばれてるのいいよね。