みーこ

偶然と想像のみーこのレビュー・感想・評価

偶然と想像(2021年製作の映画)
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言葉にした瞬間、実態を失って霧散してしまいそうな日常でありえそうなこと。名前のないあの感覚を映画として繋ぎ止めてあるような、そんな3つのオムニバス。などと時間をおいて湧き出てきた感覚を、忘れまいと筆をとる。

「あ」
「そういうば」
「あのとき私は…」

無数の「もし」と唯一の「現在」を、鎖のようにあるいは宝飾品のように、心を縛られているようで、煌めきのなかで守られているような、不思議な気持ちになりました。

映画ってなんだろう?と豊かな自問自答をしたいときに見返す作品になると思います。
みーこ

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