このレビューはネタバレを含みます
『社会の尺度に合わせないでください。もし周りの人間に自分が価値のないものとされてきたなら、抗ってください。あなただけが知っているあなたの素晴らしいところを抱きしめてください。』
このセリフが良かった。この後に、それは社会的に認められたから言えるのではないかと聞かれて、そうかもしれないと受け止めた上で、だからもっと早く話せば良かったと言うのも良かった。
3話目が一番好き。2人が演技を始めたとき、お互いぎこちなかったのが、だんだんそれぞれの経験や感情とリンクして、演技が演技じゃなくなるまでの過程が真に迫ったもので素晴らしかった。3話でけっこう笑いが起こる場面が多くて、偶然同じ時間に同じ場所で同じ映画観てる人たちと感情を共有できるのは、映画を映画館で観る醍醐味の一つだなと思った。
個人的に性的なメタファーなどが苦手なので、辛いところもあった。