Furuyama

偶然と想像のFuruyamaのレビュー・感想・評価

偶然と想像(2021年製作の映画)
5.0
三話のオムニバスそれぞれにハッとするような展開があり、短編だけどどの話も見応えがあって満足度が高い。

とにかく脚本が凄まじくて、圧倒的なセリフ量で畳み掛ける密度の濃い会話劇と文学的な言い回しがとても好き。特に第二話の瀬川の語りは個人的にすごく刺さった。

各話の間に流れるシューマンの優雅なピアノ曲が心地よく、映像の雰囲気にも合っていて素晴らしい。

3年ぶりに再鑑賞して改めて凄さを実感できた。しばらく間を空けて、忘れてきた頃に新鮮な気持ちでまた観たいと思う。
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