対峙のガルベスのレビュー・感想・評価

学校内で起きた銃乱射事件の被害者の両親と加害者の両親が教会にある一室で対峙。

事件から歳月を経た上での話し合いから生じる、双方のそれまでの育児の過程や大切な息子を失ってからの感情の移ろい、分かり合えるはずのない両者がその先へと向かっていく様は他にはない絶対的な何かが描かれていて感服させられた。

怨讐の果てに繰り出した夫妻のあの発言にはグッと来るものがあり、そうしてからの告白、素晴らしきラスト含め刮目すべき大傑作。