『Petite maman』
ファンタジー。
淡々と、けれど優しい時間が流れていく作品。
8歳のネリーは祖母が亡くなったため、祖母が住んでいた家の片付けに田舎町にやってくる。母は祖母の死に深く悲しみ、祖母と同じような疾患を抱え手術し、不安の中で生きた幼少期を過ごした家が苦手で、夫とネリーを置いて出て行ってしまう。(え?どこへ?とツッコミが入るんだが😅)
そんな中、森で1人の少女に出会うネリー。彼女は「マリオン」と名乗って。。。
この作品見たくてリストに入れていたが、知らない間にアマプラで見放題になっていた😊
不思議な物語で、淡々とした流れなので、退屈だと思うかもしれないが、子供の演技に惹きつけられ、また時空関係が面白く、そこがなんとも情緒があって良かった。BGMも素晴らしい。
実際のネリーとマリオン役はもちろん姉妹の子役だとはわかるが、とてもうまく可愛い。
監督が『燃ゆる女の肖像』の人と知って納得だ。
そして、彼女はジブリや細田作品の影響を受けてこの作品を作ったとか。
『思い出のマーニー』(原作はイギリスの作家のものだが)に似ているらしいので、機会があれば見てみようと思う。
特にラストの2人のあの会話で全てを感じ取れる演出が素晴らしい!
じんわり沁みる良い作品✨