このレビューはネタバレを含みます
26歳男性、ズバズバと刺さりました。
原作が大好きで5回は読み通した人間ですが、「映画化」に対して恐怖感を持っていました。(過去の事例的に)
ただ、今作は「映画は映画」として楽しめると思います。多分原作読んでからの方が楽しいです。
多分この作品が刺さる・刺さらないはそれぞれあると思います。どちらがマジョリティかはわかりませんが。
自信としては下北沢のシーンにどうしてもハマってしまいました。サイゼはもうないから日高屋でしたが…
下北沢・明大前・高円寺それぞれの街の味が感じられました。
原作も時の流れが必ずしも時系列順ではない分、映像化されるからこそ伝わるシーンも多く松本監督の映画作品だからこそなのではないかなと感じました。
個人的には黒島結菜さん初めて観ましたが、ツボにハマりました。
北村匠海さんの役もハマってたし、今回のキャスティング全体的に素晴らしかったと思いますが、黒島さんの「彼女役」が合いすぎていて辛かったです。
前半の甘い時間と終盤との落差が見せ場だと思いますが、その辺りも明確に感じ取られていい作品でした。間違いなく複数回観ます。