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明け方の若者たちのNARUのレビュー・感想・評価

明け方の若者たち(2021年製作の映画)
2.0
退屈な飲み会で出会った新社会人の男女が恋愛する話。

『愛がなんだ』のような内容を期待して観たら、本作で主題歌を歌う「マカロニえんぴつ」の世界観が好きな大学生〜新卒社会人向け作品だったので、自分には全く合わなかった。

そして内容以前に、思わせぶりなシーンが多い点が気になった。
意味がありそうで意味がない、或いは弱いシーンが多い。

中でも、無駄に長尺で直接的なセックスシーンには驚いた。
映画の性行為は、腰が見えないように布団を被っているか、カメラを工夫するものだと思ってたが、本作ではモロに全身を映している。
俳優さんが腰を振ってる姿も、M字開脚してる姿も見たくなかったし、
窓の外から行為中の2人を覗きこむような謎のカメラワークとかもあって
「なにこれ…なに観てるんだ自分は…」
と思った。


でも、会社で嫌な部署に回されたり、変なマナーや 変な上司に嫌気が差す描写には共感できた。

あと美術も面白い。
お風呂で歯磨きをするシーンで後ろに水鉄砲が置いてあったり、黒島結菜さんの財布の中にグシャグシャになったレシートが入っていたりする生活感がよかった。
(その財布も「伏線…?」と思わせるようなカットなのに意味はないけど)
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